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翻訳で世界が読めるか  ―シェークスピアから魯迅まで―

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基本内容

講座コード 24S11050S
キャンパス 湘南キャンパス
開講期 春期
分野 教養講座
日程 2024年6月20日~7月11日
回数 4回
曜日 木 曜日
時間 13:10~14:40
定員 20 名
受講料 6,300 円
対象  
持ち物・服装 筆記用具

講座概要

私たち日本人が外国作品(映画も含む)を読み、観る場合、多くは翻訳に頼ります。その際、その訳に疑いを抱くことは稀です。
しかし翻訳は、はたして100%原作を伝えているのでしょうか。
本講座では、英文学・中国文学の翻訳作品を原作と対照して読むことで、翻訳という作業のあり方を探る予定です。

【参考図書】
以下の文庫本の中のいずれかでもよいので、目を通しておいていただくと、より講座内容について理解が深まると思います。

①シェークスピア『ロミオとジュリエット』
・中野好夫訳『ロミオとジュリエット』(新潮文庫1951初版、1996改版)
・小田島雄志訳『シェイクスピア全集ロミオとジュリエット』(白水社Uブックス、1983)
・平井正穂訳『ロミオとジュリエット』(1973集英社世界文学全集/岩波文庫、1988)
・松岡和子訳『シェイクスピア全集2ロミオとジュリエット』 (ちくま文庫、1996)
・河合祥一郎訳『新訳ロミオとジュリエット』(角川文庫2005/2004初演)

②魯迅『故郷』
・竹内好訳『阿Q正伝・狂人日記』(魯迅著、岩波文庫、1955初版、1981改訳)
・増田渉訳『阿Q正伝』(魯迅著、角川文庫、1961初版、2018改版)
・丸山昇訳『阿Q正伝』(新日本文庫、1975初版、1990)
・駒田信二訳『阿Q正伝/藤野先生』(魯迅著、講談社文芸文庫、1998)
・藤井省三訳『故郷/阿Q正伝』(魯迅著、光文社古典新訳文庫、2009)

備考

【申込期間】2024年4月2日(火)9:30~ ※先着順、定員になり次第締め切ります。

【申込方法・受講までの流れ】
https://shougai.bunkyo.ac.jp/guide/index.html

【受講形態】
対面(湘南キャンパス)

※4名未満の場合は非開講になることがあります。

【車で来校される方】
車で来校される場合は、駐車場の利用申請が必要です。
お手元に車両情報をご用意の上、湘南キャンパス当センターまでお問い合わせください。

講座スケジュール

日程 内容 講師
1 6月20日 翻訳は古くなる 〜シェークスピアからカズオ・イシグロまで 白井 啓介
2 6月27日 魯迅の翻訳作品 〜「故郷」と「孔乙己」の世界 白井 啓介
3 7月4日 翻訳論という視点で考える 〜The rain in Spain stays mainly in the plainはどう訳す 白井 啓介
4 7月11日 映画字幕の四苦八苦 〜翻訳の優位性と不可能性 白井 啓介

講師紹介

白井 啓介 (シライ ケイスケ)
文教大学名誉教授
【プロフィール】
1952年東京都の生まれ。東京教育大学、筑波大学大学院を経て1987年文教大学文学部設立以来36年間中国語中国文学科に勤務。併せて大学院言語文化研究科で日中翻訳論の指導を担当。専門領域は、中国現代文芸、特に映画論、話劇論。著書に『銀幕發光-中国の映画伝来と上海映画興行の展開』(作品社、2019)等。映画字幕作品として『芙蓉鎮』『古井戸』『紅いコーリャン』等。

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