遠藤周作の「病い」と「神さま」その2
受付終了
基本内容
講座コード | 24K11292F |
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キャンパス | 越谷キャンパス |
開講期 | 秋期 |
分野 | 教養講座 |
日程 | 2024年9月19日~10月24日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 木 曜日 |
時間 | 13:10~14:40 |
定員 | 16 名 |
受講料 | 7,800 円 |
対象 | |
持ち物・服装 | 筆記用具 |
講座概要
生誕101年を迎えた作家、遠藤周作の作品は、『沈黙』や『深い河』『わたしが・棄てた・女』だけでなく、家族のエッセイ『母なるもの』『うちの女房、うちの息子』、順子夫人が書いた『夫の宿題』を通して、イエス・キリストの「愛の物語」を読むことができる。元遠藤番記者のとっておき秘話も!
※テキストの使用はありません。レジュメを配布します。
備考
【申込期間】2024年8月1日(木)9:30~ ※先着順、定員になり次第締め切ります。
【申込方法・受講までの流れ】
https://shougai.bunkyo.ac.jp/guide/index.html
【受講形態】
対面(越谷キャンパス)
※5名未満の場合は非開講になることがあります。
講座スケジュール
回 | 日程 | 内容 | 講師 |
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1 | 9月19日 |
第1回 『影に対して――母をめぐる物語』『母なるもの』を読む
○2020年に出版された、遠藤周作の母をめぐる物語。 ○複雑に屈折した生き方を強いられた隠れ切支丹の姿に、自己の内なる投影を見た作者の魂の表白。人間を裁き罰する父なる神ではなく、優しく許す「母なるもの」を求める日本人の心性を、母性への憧憬、信仰の軌跡と重ねあわせた短編集。 |
原山 建郎 |
2 | 9月26日 |
第2回 順子夫人の『夫・遠藤周作を語る』『夫の宿題』を読む
○1927(昭和2)年、東京生れ。慶応義塾大学仏文科卒。1955(昭和30)年、遠藤周作と結婚した順子夫人が、夫・遠藤周作と暮らした日々をつづった一冊。 ○「私が遠藤のファン第一号です」苛烈な闘病生活、夫から伝わった最期のメッセージ、夫の母との絆……など、感動のエピソードの数々。 |
原山 建郎 |
3 | 10月3日 |
第3回 『再会 夫の宿題それから』『うちの女房、うちの息子』を読む
○1927(昭和2)年、東京生れ。慶応義塾大学仏文科卒。1955(昭和30)年、遠藤周作と結婚した順子夫人が、夫・遠藤周作と暮らした日々をつづった一冊。 ○「私が遠藤のファン第一号です」苛烈な闘病生活、夫から伝わった最期のメッセージ、夫の母との絆……など、感動のエピソードの数々。 |
原山 建郎 |
4 | 10月10日 |
第4回 『死について考える』『遠藤周作による遠藤周作――試みの自画像』を読む
○死にげいこせん花の雨/老いることは辛いことだ/デス・エデュケーション/グリーフ・エデュケーション。 ○だれが苦しみなく「母親の顔」を踏むだろうか。だれが自分の信じているものの顔に――自分がもっとも美しく、もっとも理想としている存在の顔に平気で足をかけるであろうか。 |
原山 建郎 |
5 | 10月24日 |
第5回『人生の踏絵』『最期の花時計』を読む
○死にげいこせん花の雨/老いることは辛いことだ/デス・エデュケーション/グリーフ・エデュケーション。 ○だれが苦しみなく「母親の顔」を踏むだろうか。だれが自分の信じているものの顔に――自分がもっとも美しく、もっとも理想としている存在の顔に平気で足をかけるであろうか。 |
原山 建郎 |
講師紹介
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原山 建郎 (ハラヤマ タツロウ)
- 元遠藤周作番記者、日本文藝家協会会員、元文教大学非常勤講師
- 【プロフィール】
「やまとことばコミュニケーション」研究者。
1946年生まれ。早稲田大学卒。主婦の友社入社後、『主婦の友』などの女性誌キャリアを積み、1980年より『わたしの健康』で健康・医学分野の取材・原稿作成を行いました。1986~92年まで同誌編集長。同社取締役を経て、2003年よりフリーとなり、出版ジャーナリストとして本格的な執筆・講演活動に入りました。著書に『からだのメッセージを聴く』(集英社文庫)、『身心やわらか健康法』(光文社)などがあります。専門はコミュニケーション論、仏教的身体論。元文教大学・武蔵野大学・龍谷大学・玉川大学非常勤講師として、「文章表現」「自己表現技法(プレゼンテーション)」「文章作成・会話表現技法」や、文教大学湘南校舎では「就職ガイダンス」「面接対策合宿」の講師を務めるなど、一貫してキャリア支援の講座を担当。現在は文教大学地域連携センター講師として、「遠藤周作の作品を読む」「日本語を楽しむ」などの講座を担当しています。
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