遠藤周作の「病い」と「神さま」その1 ー『新約聖書』に書かれた「慰めの物語」を読むー
開講中止
基本内容
講座コード | 24S11070F |
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キャンパス | 湘南キャンパス |
開講期 | 秋期 |
分野 | 教養講座 |
日程 | 2024年9月20日~10月18日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 金 曜日 |
時間 | 13:10~14:40 |
定員 | 20 名 |
受講料 | 7,800 円 |
対象 | |
持ち物・服装 |
講座概要
遠藤周作の小説やエッセイに登場するイエス像は、事実(歴史上)のイエスではなく、真実の(聖書が描く)イエス、奇跡を行いえなかったイエス。「病い」とともに生きた作家、遠藤周作が追い求めた「永遠の同伴者(神)」とは何か、人々の苦しみにそっと寄り添う「慰めの物語」について考える。
備考
【申込期間】 2024年8月1日(金)9:30~ ※先着順、定員になり次第締め切ります。
【申込方法・受講までの流れ】
https://shougai.bunkyo.ac.jp/guide/index.html
【受講形態】
対面(湘南キャンパス)
※4名未満の場合は非開講になることがあります。
【車で来校される方】
車で来校される場合は、駐車場の利用申請が必要です。
お手元に車両情報をご用意の上、湘南キャンパス当センターまでお問い合わせください。
講座スケジュール
回 | 日程 | 内容 | 講師 |
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1 | 9月20日 |
第1回 『イエスの生涯』『キリストの誕生』を読む
○あらゆる「イエス伝」をふまえて甦らせた、イエスの〈生〉の真実。 ○十字架上で刑死したイエス・キリスト(キリストであるイエス)の物語。 ○戦時下の弾圧の中で信仰につまずき、キリストを棄てようとした小説家の「私」。 ○「事実のイエス」「真実のイエス」 |
原山 建郎 |
2 | 9月27日 |
第2回 『聖書のなかの女性たち』『イエスに邂った女たち』を読む
○血ぬられたキリストの顔を布で拭ったヴェロニカ、マグダラのマリア…… ○聖書のなかから11人の女性を選び、「苦しみの連帯感」を書いたエッセイ。 ○遠い昔、愛に渇き、病に苦しみ、夫に裏切られ、わが子を失い、人びとを妬んだ女たち。 ○苦しみと絶望の人生の途上で、イエスに出会った女たちの物語。 ○遠藤さんが最後に書きたかった『わたしのヨブ記』 |
原山 建郎 |
3 | 10月4日 |
第3回 『私のイエス――日本人のための聖書入門』を読む
○キリスト教と私──こうして、私はイエスに近づいた。 ○聖書の中の真実のイエス──“愛の証明”だけを説きつづけた人間の生涯。 ○民衆の期待に無力なイエス/最後の晩餐/裏切り、逮捕、そして処刑。 ○聖書最大の謎──「イエスの復活(アナスタシス)」とは。 |
原山 建郎 |
4 | 10月11日 |
第4回 『遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子』を読む
○「弱虫、卑怯者、駄目人間」の弟子たちが、死をも恐れぬ神の使徒となった。 ○遠藤周作が読み解く、知っているようで知らない師弟の魂のドラマ。 ○裏切り者はユダだけじゃなかった! ○十二人の弟子たち、それぞれの壮絶な生き方をたどる。 |
原山 建郎 |
5 | 10月18日 |
第5回『僕のコーヒーブレイク』『私にとって神とは』を読む
○奇跡とは、立てない足が「立つ」ことではない。 ○転落事故で下半身不随になった山崎泰広さんに起った「奇跡の物語」。 ○母親がくれたこの洋服を、俺の身体に合った和服に仕立て直したい。 ○神は存在ではなく、愛の「働き」である。 |
原山 建郎 |
講師紹介
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原山 建郎 (ハラヤマ タツロウ)
- 元遠藤周作番記者、日本文藝家協会会員、元文教大学非常勤講師
- 【プロフィール】
「やまとことばコミュニケーション」研究者。
1946年生まれ。早稲田大学卒。主婦の友社入社後、『主婦の友』などの女性誌キャリアを積み、1980年より『わたしの健康』で健康・医学分野の取材・原稿作成を行いました。1986~92年まで同誌編集長。同社取締役を経て、2003年よりフリーとなり、出版ジャーナリストとして本格的な執筆・講演活動に入りました。著書に『からだのメッセージを聴く』(集英社文庫)、『身心やわらか健康法』(光文社)などがあります。専門はコミュニケーション論、仏教的身体論。元文教大学・武蔵野大学・龍谷大学・玉川大学非常勤講師として、「文章表現」「自己表現技法(プレゼンテーション)」「文章作成・会話表現技法」や、文教大学湘南校舎では「就職ガイダンス」「面接対策合宿」の講師を務めるなど、一貫してキャリア支援の講座を担当。現在は文教大学地域連携センター講師として、「遠藤周作の作品を読む」「日本語を楽しむ」などの講座を担当しています。
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