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遠藤周作の「病い」と「神さま」その1  ー『新約聖書』に書かれた「慰めの物語」を読むー

受付終了

基本内容

講座コード 24A11010F
キャンパス 東京あだちキャンパス
開講期 秋期
分野 教養講座
日程 2024年10月1日~10月29日
回数 5回
曜日 火 曜日
時間 13:10~14:40
定員 30 名
受講料 7,800 円
対象  
持ち物・服装  

講座概要

遠藤周作の小説やエッセイに登場するイエス像は、事実(歴史上)のイエスではなく、真実の(聖書が描く)イエス、奇跡を行いえなかったイエス。「病い」とともに生きた作家、遠藤周作が追い求めた「永遠の同伴者(神)」とは何か、人々の苦しみにそっと寄り添う「慰めの物語」について考える。

備考

【申込期間】2024年8月1日(木)9:30~ ※先着順、定員になり次第締め切ります。

【申込方法・受講までの流れ】以下のページでご確認ください。
https://shougai.bunkyo.ac.jp/guide/index.html

【形式】
対面(東京キャンパス)

※4名未満の場合は非開講になることがあります。

講座スケジュール

日程 内容 講師
1 10月1日 第1回 『イエスの生涯』『キリストの誕生』を読む ○あらゆる「イエス伝」をふまえて甦らせた、イエスの〈生〉の真実。○十字架上で刑死したイエス・キリスト(キリストであるイエス)の物語。○戦時下の弾圧の中で信仰につまずき、キリストを棄てようとした小説家の「私」。○「事実のイエス」「真実のイエス」 原山 建郎
2 10月8日 第2回 『聖書のなかの女性たち』『イエスに邂った女たち』を読む ○血ぬられたキリストの顔を布で拭ったヴェロニカ、マグダラのマリア……○聖書のなかから11人の女性を選び、「苦しみの連帯感」を書いたエッセイ。○遠い昔、愛に渇き、病に苦しみ、夫に裏切られ、わが子を失い、人びとを妬んだ女たち。○苦しみと絶望の人生の途上で、イエスに出会った女たちの物語。○遠藤さんが最後に書きたかった『わたしのヨブ記』 原山 建郎
3 10月15日 第3回 『私のイエス――日本人のための聖書入門』を読む ○キリスト教と私──こうして、私はイエスに近づいた。
○聖書の中の真実のイエス──“愛の証明”だけを説きつづけた人間の生涯。
○民衆の期待に無力なイエス/最後の晩餐/裏切り、逮捕、そして処刑。
○聖書最大の謎──「イエスの復活(アナスタシス)」とは。
原山 建郎
4 10月22日 第4回 『遠藤周作で読むイエスと十二人の弟子』を読む ○「弱虫、卑怯者、駄目人間」の弟子たちが、死をも恐れぬ神の使徒となった。
○遠藤周作が読み解く、知っているようで知らない師弟の魂のドラマ。
○裏切り者はユダだけじゃなかった!
○十二人の弟子たち、それぞれの壮絶な生き方をたどる。
原山 建郎
5 10月29日 第5回『僕のコーヒーブレイク』『私にとって神とは』を読む ○奇跡とは、立てない足が「立つ」ことではない。
○転落事故で下半身不随になった山崎泰広さんに起った「奇跡の物語」。
○母親がくれたこの洋服を、俺の身体に合った和服に仕立て直したい。
○神は存在ではなく、愛の「働き」である。
原山 建郎

講師紹介

原山 建郎 (ハラヤマ タツロウ)
元遠藤周作番記者、日本文藝家協会会員、元文教大学非常勤講師
【プロフィール】
「やまとことばコミュニケーション」研究者。
1946年生まれ。早稲田大学卒。主婦の友社入社後、『主婦の友』などの女性誌キャリアを積み、1980年より『わたしの健康』で健康・医学分野の取材・原稿作成を行いました。1986~92年まで同誌編集長。同社取締役を経て、2003年よりフリーとなり、出版ジャーナリストとして本格的な執筆・講演活動に入りました。著書に『からだのメッセージを聴く』(集英社文庫)、『身心やわらか健康法』(光文社)などがあります。専門はコミュニケーション論、仏教的身体論。元文教大学・武蔵野大学・龍谷大学・玉川大学非常勤講師として、「文章表現」「自己表現技法(プレゼンテーション)」「文章作成・会話表現技法」や、文教大学湘南校舎では「就職ガイダンス」「面接対策合宿」の講師を務めるなど、一貫してキャリア支援の講座を担当。現在は文教大学地域連携センター講師として、「遠藤周作の作品を読む」「日本語を楽しむ」などの講座を担当しています。

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